Chapter03
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田中と電池のお話

田中化学研究所で製造している電池材料は、
リチウムイオン電池用とニッケル水素電池用に分類されます。
最終製品ごとに電池材料に求められる性能がそれぞれ異なるため、
田中化学研究所は、その一つひとつの要望に応え、
各々にあわせた最適な電池材料を製造しています。

Category of Product田中化学研究所がつくっているのは
どんな電池材料?

田中化学研究所の製品は、
リチウムイオン電池用正極材の前駆体とニッケル水素電池用正極材の大きく2つのグループにわかれます。

リチウムイオン電池(Li-ion battery)

リチウムイオンが移動することで
充放電を行う電池

用途

  • 携帯電話やPC
  • 産業用ロボット(主に小型のもの)
  • 電気自動車、HV車 など

材料

  • 三元系正極材
  • ニッケル系正極材
田中がつくって
いるのはこれら前駆体
Point

かつてリチウムイオン電池の正極材には、コバルト系正極材を用いるのが一般的でした。しかし、田中化学研究所は、電池性能を向上させるため、コバルトの一部をニッケルやマンガンに置き換えた「三元系正極材(前駆体)」の量産化に成功。ニッケル、コバルト、マンガンの3つの複合化合物ということで三元系と呼ばれています。

ニッケル水素電池(Ni-MH battery)

正極に水酸化ニッケルを使うタイプの電池

用途

  • 産業用ロボット(主に大型のもの)
  • HV車 など

材料

  • 水酸化ニッケル
  • コバルトコート水酸化
    ニッケル
田中がつくって
いるのはこれら正極材
Point

田中化学研究所では独自の表面コーティング技術を用いて、 水酸化ニッケルの表面にコバルトを被覆することで、高性能なニッケル水素電池用の正極材の量産化に成功しました。

4 PRODUCTS4つの製品グループ

リチウムイオン電池とニッケル水素電池は、
以下の合計4つのグループにわけられます。

リチウムイオン電池(Li-ion battery)

三元系材料(Ni-Co-Mn複合化合物)

リチウムイオン電池(Li-ion battery)

ニッケル系材料

ニッケル水素電池(Ni-MH battery)

水酸化ニッケル

ニッケル水素電池(Ni-MH battery)

コバルトコート
水酸化ニッケル

Main PointChapter.03 まとめ

  • 1田中化学研究所が扱う高性能二次電池用材料は、「ニッケル水素電池用」と「リチウムイオン電池用」の大きくわけて2グループ
  • 2それぞれのグループにおいて、各素材の特性を活かして、使用用途にあわせた電池性能が発揮できるような材料を開発・製造している

Contents田中と電池のお話 目次

  • Chapter01

    電池のいろは

  • Chapter02

    田中と
    電池の歴史

  • Chapter03

    田中の製品
    グループ

  • Chapter04

    田中のサプライ
    チェーン

  • Chapter05

    田中の仕事の
    進め方