Product製品情報
田中化学研究所が
開発・製造する電池材料
田中化学研究所が製造しているのは、高性能二次化学電池用の電池材料。そのなかでも電池性能に最も大きく影響する主要部分と言われている「正極材」や正極材の「前駆体」を製造しています。
前駆体（リチウムイオン電池向け）
リチウムイオン電池では、性能向上やコスト低減のため、まず主原料のニッケルを一部マンガンやコバルトに置き換えた複合化合物（三元系材料）にしたり、アルミニウムなどを添加します。
調整した溶液とアルカリ溶液で中和反応させ、沈殿物を生成させます。沈殿物から水分を抜き、粉末状にしたものが「前駆体（当社製品）」です。
前駆体は電池メーカーや
正極材メーカーに納入された後、
リチウムを混ぜて高温で焼く（焼成工程）
ことにより正極材になります。
正極材（ニッケル水素電池向け）
主原料となるニッケルなどの金属を酸に溶かしてできた溶液に、アルカリ水溶液を加えることで酸とアルカリの中和反応で沈殿物を発生させます。
中和反応によってできた沈殿物から水分を抜き、粉末状にしたものが「正極材（当社製品）」です。（製品により、性能向上のため表面コーティングなどの調整加工も実施）
Strong Point田中製品の強み・特長
幅広い納入先。
エンドユーザーは世界中に。
当社製品の正極材は、日本や欧米の大手自動車メーカーをはじめ、さまざまな電池メーカーに納入されています。また製品によっては、正極材の前段階である前駆体を、正極材メーカー（焼成メーカー）に納入。日本だけにかぎらず、幅広いお客さまへの納入実績があります。そのため当社製品が使われた電池、そして電池搭載製品は世界中のさまざまなところで利用されています。
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それぞれの要望にあわせた
カスタムメイドの製品。
田中化学研究所の製品は基本的にすべてカスタムメイド。たとえば同じ種類の電池用材料でも、電池の最終用途や各納入先の電池設計などにより求められる性能は一つひとつ異なります。そこで田中化学研究所では、それぞれの要望に見合った材料を納入するため、製品を最適化し、それぞれの仕様にあわせた正極材／前駆体を製造。お客さまからの多岐にわたるご要望に全てカスタムメイドで応えるのが当社製品の強みです。
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