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ごあいさつ

株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
代表取締役 社長執行役員の横川 和史でございます。
二次電池市場は大きな発展が見込める分野ですが、その競争環境は厳しく、市場の変化にスピード感をもって追従して事業運営をおこなっていくことが求められます。株主の皆様より永続的に信頼していただき、安定した収益をあげられる企業を目指し、当社の一層の発展のため全力を尽くしてまいる所存ですので、何卒宜しくお願い申し上げます。
当社の第68期(2023年4月1日から2024年3月31日まで)の事業の概況及び決算の状況につきまして、ご報告申し上げます。
当事業年度における二次電池業界は、世界的な脱炭素社会への流れは変わらない中で、各国のEV普及率は当初の想定よりは緩やかであるものの着実に上昇し、今後も需要の拡大が見込まれております。
このような市場環境の中、当社の足もとの業績をみますと、主要顧客の生産調整の長期化や増産時期の遅れに加えて当社製品の主原料であるニッケル及びコバルトの国際相場が下落基調で推移しました。また、減価償却費及び労務費等のコストが先行する状況が継続しているものの、当初の想定よりは減少しました。一方で、2019年10月に契約締結いたしましたノースボルトに対する技術支援については第1四半期に10億円の収益計上をしております。加えて営業利益には、相場関連損益が12億円含まれております。
以上の結果、売上高47,987百万円(前事業年度比16.8%減)、営業利益2,771百万円(前事業年度比56.2%増)、経常利益2,782百万円(前事業年度比76.2%増)、当期純利益は2,555百万円(前事業年度比98.1%増)となりました。
株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役 社長執行役員
