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 株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 この度、6月27日の株主総会で代表取締役 社長執行役員を拝命いたしました横川 和史でございます。
 二次電池市場は大きな発展が見込める分野ですが、その競争環境は厳しく、市場の変化にスピード感をもって追従して事業運営をおこなっていくことが求められます。株主の皆様より永続的に信頼していただき、安定した収益をあげられる企業を目指し、当社の一層の発展のため全力を尽くしてまいる所存ですので、何卒宜しくお願い申し上げます。

 当社の第63期(2018年4月1日から2019年3月31日まで)の事業の概況及び決算の状況につきまして、ご報告申し上げます。

 当事業年度における二次電池業界は、①世界各国の環境規制への対応から自動車のEV(電気自動車)シフトが加速 ②中国市場においてはEV関連産業の育成を企図した補助金政策も段階的に減少され、関連メーカーの競争環境の変化 ③EV含め環境対応車の普及やIoTの進展から高安全性、高容量、長寿命、短時間充電などより高性能電池への要求が増大 ④車載用はじめ用途拡大による二次電池の需要拡大から必要な希少金属の資源確保に向けた動きが官民連携で展開 など各国政府や関連するメーカーにおいては増大していく市場への対応として増産体制や新たなサプライチェーンの構築及び次世代電池の開発競争など業界全体で主導権争いが活発化しております。
このような市場環境の中、当社といたしましても前事業年度から車載用途製品の販売が増加基調で推移しており、短中期的にも顧客からの増産要請が高まる中で段階的に増産体制の構築を図っております。
業績面においては車載用途を中心に販売量は増加基調で推移しているものの、期初からの主要なケミカル材料や電力料金の値上げにより大幅に上昇したコスト部分の顧客への転嫁には時間を要しました。さらに、中期的な増産に向けた設備投資に加えて組織人員体制を強化していることから労務費を中心に経費が増加しております。
また、当社製品の主原料であるニッケル及びコバルトの国際相場において、ニッケルは前期より、またコバルトは前々年第2四半期より当年第1四半期にかけて上昇を続けておりましたが、当年第2四半期から徐々に下落をはじめ、当事業年度末にかけてはニッケル、コバルトともに急激かつ下げ幅も当年第1四半期の最高値比でニッケルは約30%、コバルトについては約70%の下落幅となり、期末における在庫評価減とあわせて大きな減益要因となりました。
以上の結果、売上高32,632百万円(前事業年度比52.4%増)、営業損失494百万円(前事業年度は営業利益730百万円)、経常損失521百万円(前事業年度は経常利益633百万円)、当期純損失は524百万円(前事業年度は当期純利益681百万円)となりました。

 株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役 社長執行役員 横川 和史

代表取締役 社長執行役員 横川 和史

代表取締役 社長執行役員
横川 和史